鬼龍院翔 「ヘドバン」を嫌がるファンへ持論 「自分は頭振らないから損したとかじゃなくて…」

[ 2023年6月6日 22:27 ]

都内で著書「超!簡単なステージ論」の発売を記念したトークイベントを行った「ゴールデンボンバー」の鬼龍院翔
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 4人組バンド「ゴールデンボンバー」の鬼龍院翔(38)が6日、都内で著書「超!簡単なステージ論 舞台に上がるすべての人が使える72の大ワザ/小ワザ/反則ワザ」(リットーミュージック)の発売を記念したトークイベントを行った。

 ステージに立つ人に向けてさまざまな技を伝えるマニュアル本で、「音楽以外にやったほうがいいこと」を72項目にわたって書き出した。エアバンドとして長年活動しているだけに「テクで見せるとかは最初から捨ててる。それ以外を考えることが多い」という鬼龍院が、どのように観客を楽しませてきたかを解説している。

 「MCはステージ序盤で入れないと意味がない」「万人に通用するのは、下から目線のMC」といった具体的なテクニックから、「・地雷を踏みたくなければ、前のステージは観ておくべき」「お客さんの心の扉を開くには」など準備や心構えに至るまで、さまざまな技術を伝授。鬼龍院は「音楽を真剣につくるのは大前提」とした上で、「来る方は音楽が好きでライブに来てるはずじゃないですか。でも終わったら、ファンサがあったかどうかという話題になる。うまさも大事だけど、人の心に触れるのはまず共感と愛嬌(あいきょう)なんです」と語り、ファンの質問に答えながらさまざまな項目を説明した。

 トーク中には、ビジュアル系バンドのライブの定番である、曲中にファンが頭を振る「ヘドバン」についても言及。「冷静に考えるとあんなに頭振るの不思議。でも、我々が生まれたビジュアル系の文化として残すのはいいと思うんですよ」と持論を展開した。「隣の人の髪の毛が当たってイヤだったという声は年中届く」とした上で、「マインドを変えるべきであって、僕だったら笑っちゃうんだよね。めっちゃみんなノリノリじゃん。こんなライブをしたいなあって。それで良いんじゃないかなと思うんですよ。自分は頭振らないから損したとかじゃなくて、“それだけ盛り上がってるライブすごくない?”っていうマインドに変えるべきじゃないかな」と語った。

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