ガーシー容疑者を送検 動画収入は1億円以上 金の流れに警視庁も注目

[ 2023年6月6日 10:49 ]

<ガーシー容疑者送検>送検されるガーシー容疑者(撮影・郡司 修)
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 インターネットの動画投稿サイトで芸能人ら3人を脅迫したなどとして、暴力行為法違反(常習的脅迫)などの疑いで逮捕された元参院議員のガーシー(本名・東谷義和)容疑者(51)がユーチューブの動画配信で得た収入が1億円以上に上ることが分かった。警視庁は6日、容疑者を送検した。また、捜査関係者への取材で、帰国した際にスマートフォン1台のみの“手ぶら帰国”だったことも分かった。

 容疑者を巡る金の流れは警視庁も注目している。主な収入源は暴露動画の広告収入と、会員制サロン「GASYLE(ガシる)」の会費。YouTubeなどの動画配信は、1再生数0・05~1円の広告収入が得られる。容疑者のYouTubeなどのアカウントは、警察の働きかけで既に凍結されており、昨年9月にはGASYLEを立ち上げた。会費は月30ドル(約4200円)。4万人以上の会員がいたとされ、運営費などを除いても1億円近い収入があったとされる。

 収益は広告収入を管理する会社の実質代表の口座に入った後、容疑者の妹名義の口座や他の関係者らに配分されていた。妹名義の口座が容疑者の実質的な資金管理口座だったとみられ、今年3月、兵庫県内の容疑者の実家に家宅捜索が入った。

 捜査関係者は「脅迫による収益とみなされたり、マネーロンダリングなど違法性があれば、動画配信で得た資金は差し押さえができる」とみている。警視庁は容疑者が所持していたスマホを押収。解析し、動画製作の経緯などを調べる。

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