宝塚宙組トップ真風涼帆 男役の集大成「カジノ・ロワイヤル」開幕へ「あすへの活力になるような時間を」

[ 2023年5月5日 16:41 ]

ジェームズ・ボンドを演じる真風涼帆
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 宝塚歌劇団宙組トップスター・真風涼帆(まかぜ・すずほ)のサヨナラ公演「カジノ・ロワイヤル~我が名はボンド~」が6日、東京宝塚劇場で初日を迎える。公演に先駆け通し舞台稽古が行われた。

 トップ就任から5年半、真風の男役の集大成は映画「007」でおなじみのジェームズ・ボンド。原作をもとに宝塚の魅力を詰め込んだオリジナル作品でエンターテインメントの世界へ導いていく。

 1968年、英国の秘密情報部「MI6」のボンドにある指令が下される。舞台となるのは華麗なるカジノ。陰謀と策略が巡らされる中、次々と危険に襲われながらもボンドは難解なミッションに挑んで行く。

 次期トップスターの芹香斗亜(せりか・とあ)との剣と銃での息の合った立ち回りや、フィナーレのダンスは2人の絆の深さを感じさせる。

 また、同時退団するトップ娘役・潤花(じゅん・はな)とのデュエットダンスも今公演で見納めとなる。

 真風は「あすの初日に向け、宙組全員一丸となってお稽古ができることに感謝の気持ちでいっぱいです。今回の作品はエンターテインメント感のあふれる明るくゴージャスな物語が展開されるなか、アクションシーンや華やかな音楽に合わせたダンスシーンなど見どころも多く、お客様に楽しんでいただき、あすへの活力になるような時間をお届けできればと思っております」と最後の公演への思いを語った。

 トップコンビとともに、宙組組長・寿(ことぶき)つかさら5人がこの公演で卒業する。

 6月11日まで。千秋楽公演「真風涼帆ラストデイ」は、全国各地、台湾、香港の映画館でライブ中継、千秋楽と5月18日午後6時半に行われる新人公演は「タカラヅカ・オン・デマンド」でライブ配信される。

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