「らんまん」最終回?高知編完結に“異例”演出 OPタイトルバックなし 万太郎&竹雄が故郷に別れ

[ 2023年5月5日 08:15 ]

連続テレビ小説「らんまん」第25話。故郷・高知を旅立ち、東京へ向かう万太郎(神木隆之介・左)と竹雄(志尊淳)(C)NHK
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 俳優の神木隆之介(29)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は5日、第25話が放送され、「高知編」が完結した。オープニングのタイトルバック映像(タイトルの題字や出演者・スタッフのクレジット)はなし。通常回としては“異例”の演出となった。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏。神木の朝ドラ出演は2007年前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目。初主演となる。男性主人公は20年前期「エール」(窪田正孝)以来3年ぶり。

 第25話は、竹雄(志尊淳)は万太郎(神木隆之介)から「東京には付いてこなくていい」、タキ(松坂慶子)から「自分で決めたらいい」と告げられ、悩む。自分の気持ちを見つめ直し、綾(佐久間由衣)に今まで秘めてきた想いを伝える。そして春。いよいよ万太郎が東京へ旅立つ日。竹雄が下した決断は…という展開。

 竹雄は博覧会の時の土産・かんざしを綾に手渡し。「好きじゃ。綾様のことが。ずーっと渡したかったき。わしは何ちゃ持っちょりませんけんど、2つだけ、子どもの頃から持ち続けてきた、大切なものがありました。この想いは、そのうちの1つです」と告白した。

 峰屋一同が万太郎を見送ると、竹雄は荷物を担ぎ「わしも行きます」「お二人に負けんよう、わしにとって一番大変な道を選びましたき」。もう1つは万太郎への想いだった。

 そして、万太郎が「おばあちゃん、行って参ります」、タキが「体に気をつけて。万太郎」と別れの言葉を交わすと、あいみょんによる主題歌「愛の花」が流れ、画面下右から左へエンドロール。この日はOPタイトルバックもなし。「高知編」フィナーレを飾る演出となった。

 朝ドラのOPタイトルバックなしは、最終回やヤマ場回で用いられる。2021年前期「おかえりモネ」は「登米・気仙沼編」完結の第45話で、22年前期「ちむどんどん」はヒロイン・比嘉暢子の父・賢三が倒れた第5話で早くも使われた。

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