日テレ社長「スッキリ」ペンギン池落下問題を謝罪「打ち合わせが不十分だった」動物園とは“リターン待ち”

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　日本テレビの石澤顕社長は27日、東京・汐留で定例会見を行い、24日放送の「スッキリ」で、動物テーマパーク「那須どうぶつ王国」（栃木県）からの生中継でお笑いコンビ「オードリー」の春日俊彰（44）がペンギンのいる池に故意に落ちた問題について謝罪した。

　問題の行為が起こった原因について、石澤社長は「打ち合わせが不十分であった」「動物に対する配慮に欠けた内容の中継だった」と語り「この結果、動物園の方々にご迷惑をかけてしまったこと、視聴者の皆様に不快な思いをさせてしまったことを率直にお詫びしたい」と謝罪した。

　なお「動物園側とも向き合って、しっかりとした連絡を取り、最善の解決に向けて意見交換を進めている」としているが、動物園側に謝罪を行ったかとの問いに「意思については伝えているが、先方からのリターンというのは待っている状況」と回答。また、27日に日本動物園水族館協会が発表した声明文についても把握しており「重く受け止めている」と話した。

　問題を受け、同局では「しっかりと現場同士で情報を共有して、次に生かすべく協議も含めて進めているところ。より一層、動物の安全面、衛生面、今回指摘された点について踏まえて、これらに対する配慮も指さし確認しながらしっかりと対策を進めていく」と語った。

　問題となっているのは、春日が「スッキリ」生中継で同動物園を訪れ、ペンギンの世話にチャレンジするシーン。エサやりを行ったが、池に体ごと落ちるというシーンが何度も放送された。スタジオで中継を見ていたMCの加藤浩次が何度も「足元気をつけろよ」と話し、春日が池に落ちると、スタジオで笑いも起きた。池の中にはペンギンが数匹泳いでいた。

　番組終盤には再び中継で、春日と同局アナウンサーが地面にうつぶせになって額もつけて謝罪するシーンもあった。「ペンギンちゃんはみんな大丈夫なんだよね」と加藤が聞くと「大丈夫です。確認させていただいております」とアナウンサーが答える場面もあった。

　「那須どうぶつ王国」はこの日、公式ツイッターで、同局に抗議したことを発表。24日、番組の公式サイトでは謝罪文が掲載された。