現役女子高生シンガー・舞乃空(まのあ)メジャーデビュー 目標は「紅白」セーラー服姿で熱唱

[ 2023年2月8日 17:04 ]

デビューシングル「うたかた」をPRする女子高生シンガー・舞乃空(まのあ)
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 現役女子高生シンガー・舞乃空(17=まのあ)が8日、ファーストシングル「うたかた」(作詞作曲・金子麻友美、日本クラウン)でメジャーデビュー。地元・大阪の八尾でミニライブを開催し、400人の前で新曲を披露した。舞乃空は「ホンマにこんなに集まってくれるとは思わなかった。皆さんの前で歌えて幸せでした」と感激の面持ちだった。

 地元・藤井寺の北側に隣接する八尾の商業施設「アリオ八尾」でのイベント。「子供の頃遊びに来る場所で、見る側だった。いつかここでと思ってたけど。デビュー当日ここにいられてうれしい」と語った。CDジャケットで着たセーラー服姿で登場。デビュー曲「うたかた」「春凪」や薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」など6曲を熱唱した。

 舞乃空は小学生の頃から抜群の歌唱力でカラオケバトル番組などで活躍。キッズの歌コンで何度も優勝した“スーパーキッズ”だった。舞台に上がる前は「人前で歌うのは4年ぶり。緊張してます」と言いながら、「お客さんの前に出ると落ち着く」という強心臓の持ち主だ。

 その4年前の19年3月、NHKのど自慢グランドチャンピオン大会に出場。石川さゆりの「能登半島」を歌った。そこでサンミュージック関係者からスカウトされた。上京して都内の高校に。当初は高校1年でデビューの予定だったが「コロナ禍で延期になりました」。入学式もなく、誰も知らない土地で、学校へも通わずにオンラインや課題消化の毎日。「マスクの下の顔を知らない人がいた」という。高校3年になってやっと行事にも参加。「文化祭では9人でダンス。青春してました。一番の思い出」と振り返った。3年間レッスンを重ねてようやくデビューする夢をかなえた。

 昨年11月からサンミュージックに所属。高校卒業を目前に、この日発売の「うたかた」でメジャーデビューを果たした。「うたかた」は“令和の初恋”の歌。「それぞれの青春を思い出していただきたい」とPR。さらにカップリング曲「春凪」は「今の自分の等身大の歌です」と卒業式を8日後の2月16日に控えている自分自身と曲を重ねた。

 目標はNHK紅白歌合戦への出場。「のど自慢のスタッフさんに“紅白でここに戻ってきます”と宣言しました。頑張ります」と決意表明。イベントの最後に駆けつけた家族、親友への手紙を披露。涙ながらに両親、祖母や親友へ感謝の気持ちを伝えた。

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2023年2月8日のニュース