【王将戦】羽生九段44手目を封じて1日目終了 予想しない「一手損角換わり」 ともに長考の場面も

[ 2023年1月8日 18:07 ]

<第72期王将戦 第1局初日>熟考する羽生九段(左)と藤井王将
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 藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=に羽生善治九段(52)が挑戦する第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第1局が行われている8日午後6時、後手の羽生が44手目を封じ、1日目が終了した。

 相掛かり模様かと思われた序盤、いきなり後手の羽生が角交換。誰もが予想していなかった「一手損角換わり」を選択した。一手の過ちが形勢を左右する戦法なだけに、ともに長考に沈む場面も。近年のタイトル戦ではハイスピードな戦いが多いが、それとは一線を画した、ジリジリとしたにらみ合いが続いた。午後6時、封じ手時刻を迎えると、羽生は間髪入れずに指し手を封じる意志を示し、1日目を指し掛けとした。

 消費時間は先手の藤井が3時間9分、後手の羽生が4時間26分。持ち時間は各8時間。対局はあす9日、午前9時に再開される。

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