500万円!最高級の対局には最高級の盤と駒 盤おさめる箱も超お宝 藤井王将VS羽生九段

[ 2023年1月8日 05:20 ]

今回の王将戦の対局で使用される駒と将棋盤(撮影・河野 光希)
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 将棋の第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負は8日、静岡県掛川市の掛川城二の丸茶室で行われる第1局で開幕する。史上最年少5冠の藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む=に永世7冠資格を持つ羽生善治九段(52)が挑む、ファン垂ぜんの好カード。7日には両者が現地入りし、検分などを無事済ませた。

 今対局で使用される盤と駒は、掛川市の異業種交流会「ゼロの会」の有志が、2011年に日本将棋連盟から約500万円で購入したもの。盤は日向のかや、駒は御蔵島のつげ、駒台は黒柿といずれも最高級の素材で作られた。

 藤井対羽生という屈指の好カードが掛川で実現し、風間直記会長は「前会長の山本明さんが生きていたら、さぞ喜んだろう」となつかしがった。

 風間さんによると、王将戦招致にあたり「本格的にやるなら、将棋盤も駒も本物じゃないと!」という山本さんの鶴の一声で購入が決定。盤をおさめる箱には第60期を記念して、羽生を含め歴代王将9人の名前の揮毫(きごう)が刻まれている超お宝でもある。

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2023年1月8日のニュース