中居正広「アウェーを経験してほしい」 MC経験なかったキスマイ藤ヶ谷に挑戦を勧めた理由明かす

[ 2023年1月8日 15:20 ]

中居正広
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 昨年11月から体調不良により休養していたタレントの中居正広(50)が7日に放送されたニッポン放送「藤ヶ谷太輔 Peaceful Days」(土曜後10・30)で電撃復帰を果たした。

 通常モードで始まった番組序盤のCM明けだった。明らかに動揺した「Kis―My―Ft2」藤ヶ谷太輔(35)の「えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?」「だ、大丈夫ですか?」という声に続いて中居が「紹介して?紹介して?」と小さな声でカットイン。ようやく紹介してもらうと「どうも!こんばんはぁ~!」と極めて明るく元気な声であいさつした。

 その後も張りのある声でしゃべり倒し、藤ヶ谷とのトークを楽しんだ。自ら指名して昨年11月12日から同局「中居正広 ON&ON AIR」(土曜後11・00)で“代打”を務めてもらってきた。さらに日本テレビ「ザ!世界仰天ニュース」(火曜後9・00)でも代役を頼んでいる。藤ヶ谷はこれまで、中居から「火曜日、何してるー?」というメールが来てゴルフの誘いだと思っていたら、その後、中居からなんの連絡もないままマネジャーに「仰天」の代打MCだと聞かされ、文字通り仰天したことなどを度々テレビやラジオで話してきたが、この時の経緯について中居は「僕のなかでは何人かいたんですよ、候補は」と明かした。

 まずは代役案について「自分が口を出していいか」確認したところ「誰かいますか?」とスタッフ。「じゃあ…」と何人かの候補を提示したが、藤ヶ谷については「一発目だったね」と明かした。「仰天」で長年コンビを組む落語家の笑福亭鶴瓶(71)が事前に台本を読まず、その日扱うテーマも誰がゲストかも毎回全く把握していないスタンスで「仰天」MCをやっていることを知っている中居。TBS「A―STUDIO+」(金曜後11・00)で鶴瓶とダブルMCを務めている藤ヶ谷が適任と判断したようだった。

 そして、藤ヶ谷は2015年に中居から誘われた福島旅行の最中に「お前、MCやったほうがいいよ」と勧められたことについて「何を見てそう(思ったのか)…」とその時点でMCの経験がない自分のどこを見込んだのか質問した。すると、中居は「アウェーを経験してほしいっていうのかな」と即答。「あぁ…」という藤ヶ谷に対してさらに続けた。

 「歌手の人とかアイドルの人ってホームがベースなのよ。歌手、アーティストって。で、アウェーの経験がないから、結局、ホームだけでステージに立ってると、ホームってこっちからの“仕掛け”にみんな、やっぱりリアクションが“相思相愛”だから。で、番組も自分たちの番組やってる時はお客さんも入ってれば、ファンの子のリアクションも良かったりとか。それに慣れてしまうと、外に行った時、なんだろな…。ライブでしゃべってるような、自分たちの番組でしゃべっているようなことを…。全然違う外に行った時に本当に通用しない、みたいな」と中居。これに藤ヶ谷が「分かります」と一言挟むと、中居はなおも「“あれ?ライブでは、自分たちの番組では、コレ受けてんのに”。外に行ったら“あれ?なんにもリアクションもない”って」とし「アウェーを経験してほしいなって」と改めて思いを口にした。

 大先輩の深い愛情に藤ヶ谷も「うーん」とうなるばかり。中居は「MCはホームのようだけども、やっぱりいろんな人が来るから。自分の思うようにうまくいかないなってことは経験しててもいいんじゃないかなと思ってて」とし「でも、年取ってきちゃうと、なかなかもうアウェーに行く勇気がないっていうか」と当時まだ20代だった藤ヶ谷にアウェーであるMC業を勧めたと真意を明かしていた。

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2023年1月8日のニュース