長崎県議の車内懸垂めぐり激論　太蔵「迷惑なんですかね」佐和子さん「懸垂以上に品行方正じゃない議員が」

杉村太蔵
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　元衆院議員でタレントの杉村太蔵（43）が25日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」（日曜正午）に出演。酔っ払って列車内で懸垂した長崎県の北村貴寿県議（49）に言及した。

　10日に諫早市で高校の同窓会に出席し、ビールを3～4杯飲んだ北村氏。帰宅のために快速列車に乗り、走行中に懸垂を繰り返した。その様子を撮影した乗客がSNSに投稿し騒動に。北村氏は14日に長崎県庁で記者会見し「乗車マナーに反する行為で、許されるものではない」と認めつつ「記憶が定かではない」と語った。

　杉村が「懸垂はいいんじゃないですか？」と持論を述べると、出演者のビートたけしも「前に誰も人いないしね」と同調。しかし、「迷惑なんですかね。いきなり懸垂始められたら」と杉村が話すと、モデルでタレントの藤井サチは「だいぶ迷惑です」と切り捨てた。

　制度アナリストの宇佐美典也氏は「よくいるマナーの悪いおやじだなって。議員っていうのはルールを守らせて品行方正にさせる立場。安全のためにつり革はある」とコメント。これに対し、作家でエッセイストの阿川佐和子さんは「でも懸垂以上に品行方正じゃない議員の人のほうが多いような気がする」と物申すなど激論に。

　政治家の不祥事防止策として、宇佐美氏は「こういうふうにどんどんみんなが動画を上げれば、小バカにされて恥ずかしくなるんで。変なのがあったらどんどん上げちゃえばと」、政治ジャーナリストの田崎史郎氏は「国会議員、地方議員になった人は1週間くらい研修したほうがいい。社会常識、憲法、ほかのさまざまな常識を1回は教え込む」と提案した。