「鎌倉殿の13人」最終回 佐々木のじいさん→孫の医者“同じ台詞”ネット鳥肌!第4話からロング伏線回収

[ 2022年12月25日 06:00 ]

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」最終回(第48話)。体調不良の北条義時(小栗旬)を診る医者(康すおん・奥)(C)NHK
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 脚本・三谷幸喜氏(61)と主演・小栗旬(39)がタッグを組み、視聴者に驚きをもたらし続けたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は今月18日、最終回(第48話)を迎え、完結した。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は大河出演8作目にして初主演に挑んだ。

 最終回は「報いの時」。北条義時(小栗)は北条泰時(坂口健太郎)を鎌倉方の総大将に据え、朝廷との“最終決戦”「承久の乱」(1221年、承久3年)に勝利。後鳥羽上皇(尾上松也)を隠岐島へ流罪とした。

 3年後、義時は不意に昏倒。京の知り合いが送ってきたという「薬草を煎じたもの」を、のえ(菊地凛子)が勧めるが「これを飲みだしてから、具合が悪くなった気がする」。体調はさらに悪化した。

 義時「いかがかな」

 医者(康すおん)「アサ」

 義時「どういうことだ」

 医者「アサ(麻)の毒」

 義時「毒を盛られたというのか」

 医者「今度、毒消しを届けましょう」

 義時が問い詰めると、のえはあっさり白状。「私に頼まれ、毒を手に入れてくださったのは、あなたの無二の友、三浦平六殿ね」――。

 医者は“言語不明瞭”な武士・佐々木秀義(康が1人2役)の孫。第4話「矢のゆくえ」(1月30日)、源頼朝(大泉洋)の挙兵に加わった秀義は、安達盛長(野添義弘)が「(息子4人は)いつ、こちらに到着する」と聞くと「あさ!」と威勢がいい。

 しかし、夕方になっても佐々木の息子たちは現れず。義時は「あの~、佐々木殿は『朝』ではなく『さあ』とおっしゃってるのではないですか」と察した。北条時政(坂東彌十郎)が「そうなのか。いつ来るか知らないのか」と確かめると、秀義はハッキリと「さあ!」。時政は「紛らわしい!」と憤った。

 秀義「あさ!(朝)」→医者「アサ(麻)」。“音”は同じ台詞。名脇役・康すおんの台詞回しも「あさぁ」「アサァ」と同じように聞こえる。
 SNS上には「脈を取った医者の『麻!』の一言。祖父である佐々木のじいさんの名台詞『あさっ!』とかぶせてきたのか…?」「まさか佐々木のじいさんの『アサァ、サァ、アサァ』が孫の医者の代になって『麻の毒』で回収されるとは。そりゃ小四郎だけでなく視聴者もビックリポンやわw」などと驚きの声も続出。11カ月前に張られた“ロングパスの伏線回収”が反響を呼んだ。

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