井上貴博アナ 久留米市のブラック校則問題で教育委の釈明を疑問視「何を言ってるのか分からない」

[ 2022年11月7日 19:55 ]

TBS・井上貴博アナウンサー
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 TBS井上貴博アナウンサー(38)が7日、キャスターを務める同局系「Nスタ」(月~金曜後3・49)に生出演し、福岡県久留米市で問題になっているブラック校則に疑問を呈した。

 市内の公立中学に通う女子生徒が今年4月、眉間のうぶ毛をそったところ、「眉毛をそってはいけない」という校則違反を犯したとして3日間、別室で自習をさせられた。その際、教材として3~5歳の幼児用の迷路を解く教材を用意されたと訴えている。自習では壁を向いた状態で座らされ、教員5人が取り囲んで監視する中、ひたすら反省文を書かされたとしている。

 番組の取材に学校側は「この学校かも答えられない。教育委員会に聞いて下さい」と回答。教育委員会は6月、久留米市議会で答弁し、「発達段階の子供たちが、まゆや髪形ばかりに気を取られ、肝心の学習、生活がおろそかになることを心配したものではなかろうかと思います」「個別に説諭や内省を促すこともあり、別室での指導が直ちに行き過ぎというか、合理的ではないとは言えないと考えております」と説明した。

 靴や下着の色、髪形まで定めたブラック校則が全国的に問題になる中、井上アナは「学校ってブラックボックスというか、外から何をやっているか見えないので、こういうの(訴え)がどんどん出てくるのはいいと思う」と、女子生徒の勇気ある訴えを称賛した。

 一方で、指導を正当化するような見解を示した教育委員会には、「教育委員会側がおっしゃっていることが、何を言ってるのかがよく分からないというか。誰のための校則なのかな?生徒のためじゃないのかな?というのを感じました」と首をかしげた。

 シンクロナイズドスイミングの五輪銅メダリストでメンタルトレーナーの田中ウルヴェ京氏も、教育委員会の釈明を疑問視。「まゆ毛を整えてはいけないということだと理解したんですけど、整えることがなぜその生徒さんのデメリットになるのか?教育的な時間をそんなに費やすものなのか?逆に、論理的になぜまゆ毛を整えてはいけないのか?という理由を知りたいですね」と、納得がいかない様子だった。

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2022年11月7日のニュース