宝塚雪組・朝月希和 退団公演千秋楽で感謝のあいさつ「大劇場、愛を教えてくれた大切な場所」

[ 2022年11月7日 17:59 ]

 宝塚歌劇団雪組トップ娘役、朝月希和(あさづき・きわ)の退団公演「蒼穹の昴」が7日、兵庫・宝塚大劇場で千秋楽を迎え、入団以来13年親しんだ本拠地に別れを告げた。

 本公演終了後には約15分間のサヨナラショーが行われ「夢介千両みやげ」から「惚れた、日本一のお人好し」などを披露。幕切れには、トップお披露目公演となった「シティーハンター」の“おもしろグッズ”「100トンハンマー」で男役スターを追いかけるなど、ユーモアと笑顔あふれるサヨナラショーとなった。

 最後は、タカラジェンヌの正装である緑のはかまで大階段を下り「宝塚大劇場、愛を教えてくれた大切な場所です」などと感謝を込めあいさつ。続けて「私の宝塚人生は決してまっすぐな道ではありませんでした」と振り返り「あきらめなければ、道の向こうに必ず何かが待っている」などと話すと涙で声を震わせた。

 さらに相手役のトップスター・彩風咲奈に「猪突(ちょとつ)猛進にしか進めない私にサキさん(彩風)は速度を緩めて周りを感じることの大切さを教えてくださいました」などと感謝した。

 カーテンコールではトップスター彩風咲奈から「宝塚大劇場でのデュエットはこれが最後なんだな、と思って“いろんなことがあったね”と走馬灯のように思い出しました。どんな時もそばにいてくれてありがとう。東京公演もよろしくお願いします」などと声を掛けられ、朝月も感無量の表情だった。東京公演は26日~12月25日まで。

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2022年11月7日のニュース