新たな挑戦 高城れに 結婚後も異例のアイドル活動継続のワケ

[ 2022年11月7日 06:00 ]

日本ハム・宇佐見真吾と結婚報告のため来社した高城れには本紙社員からの祝福に笑顔(撮影・沢田 明徳)
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 プロ野球・日本ハムの宇佐見真吾(29)と結婚することを発表した「ももいろクローバーZ」の高城れに(29)は、今後もグループに在籍することを宣言した。

 人気低下のきっかけになるリスクもあるアイドルの結婚。国民的な知名度を誇る女性アイドルグループのメンバーで、結婚した後も活動を継続するケースは極めて異例だ。高城自身も、YouTubeチャンネルの番組で「モノノフ(ももクロファンの愛称)さんはどういうリアクションをしてくれるんだろう」と不安を口にした。

 ただ、ネット上の声は祝福するものがほとんどで、結婚後もファンが離れることはなさそうだ。その理由について、女性アイドル事情に詳しい芸能関係者は「ももクロが疑似恋愛の対象になることを目指したグループではなかったことが大きい」と指摘する。写真集などでも水着姿を披露したことがなく、楽曲もラブソングは少なめ。性的要素をアピールする活動とは無縁で、全力ダンスや元気な歌声、プロレスをルーツにした振り付けなどで性別を問わない人気を集めた。

 さらに、グループの立ち上げからマネジャーとして関わってきた川上アキラ氏が、ラジオ番組などで「恋愛禁止はルールにない。メンバーの自主性に任せている。いつか結婚もする」と公言。その方針は周知の事実になっており、ファンも“覚悟”はできていた。同関係者は「高城さんは親しみやすい人柄でトーク力もある。結婚生活を楽しく紹介するなど、結婚をプラスに生かせるのでは」と語る。

 ももクロの元メンバーでは早見あかり(27)と有安杏果(27)が結婚しているが、いずれも卒業後のゴールインだった。高城が結婚後も活動を続けることは、新たな女性アイドル像の提示であり、ももクロの新たな挑戦になる。

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2022年11月7日のニュース