トータス松本 ウルフルズ活動休止のワケ 意外な葛藤「ほぼ毎日悩んでる。いつか終わりがくるのかなって」

[ 2022年11月7日 12:58 ]

トータス松本
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 結成30周年を迎えたロックバンド「ウルフルズ」のトータス松本(55)が6日放送の日本テレビ系「おしゃれクリップ」(日曜後10・00)にゲスト出演。紆余曲折の30年を振り返った。

 1992年にメジャーデビューしたが、2009年に活動休止。メンバーの脱退などもあり「活動休止は確かにこたえたね…長いことやって、疲れたんですね。なにがどうっていう疲れじゃなくて、長いことやってるとメンテナンスが必要になったっていう、そういう機会やったんちゃうかな。メンバーの気持ちもそろわへんし。誰がどこでどう悪いとかじゃないんですよ」と回想。

 2014年の再始動まで5年かかったが「10年でもそのままいけたかもしれんけど、やっぱり動かしたくなってくるんよね。最初は無理してやってましたね。とにかく動かそうと。そうでないと、いつまでたっても動かんぞと」。バンドの休止中にはそれぞれがソロ活動したが、トータスが得たものは「やっぱ俺はウルフルズがやりたかったんやなって」というウルフルズ回帰の気持ちだったという。

 VTRで出演した歌手の椎名林檎は、ウルフルズの曲について「誰でも理解できるリリックで、全部すごく易しく書いてくださってるでしょ。易しくっていうのは複雑じゃなく…それもなかなかできない。シンプルにあそこまで削ぎ落として単純に聞こえるように仕上げるっていう。職人の腕もすごい。発明的だと思う」と称賛。

 これにトータスは「年取ると言ってることも小難しくなっていくのかなって思ってる。そうじゃなくありたい。おじいちゃんになってるのに、相変わらず若い時みたいにあの子が好きや、この子が好きやと女の子のケツ追いかけまわしてるみたいな。そんな歌を歌ってたら面白いなって。自分が歌ってて、ちゃんとグッとくるというか。自分の歌詞やのに…ちょっとさぶいけど、感極まったり。そうなる時もありますね」と語った。

 MCの山崎育三郎から「悩む時あるんですか?」と聞かれ、「いまだにほぼ毎日悩んでる。いつか終わりがくるのかなとか。嫌ですけど。心配性なんですよね。いろんなこと考えないといられない性格」と苦笑。いつも元気でカラっとしたイメージだけに「そのパブリックイメージにもけっこう振り回されるんですよ。元気いっぱいみたいに思われてるから、いいねんけど。そうじゃない部分が自分にはあって、邪魔とは思わへんけど、けっこうそういう自分の性格に振り回されてる感じがする」と葛藤があることも明かした。

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