「とおるちゃん！」で笑わせた酒井くにおさん死去…相方の弟・酒井とおる「もう頑張らなくて良いよ」

４５周年公演を行った際の酒井くにおさん（右）と酒井とおる
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　漫才コンビ「酒井くにお・とおる」の酒井くにおさん（本名・酒井国夫＝さかい・くにお）が10月28日、慢性虚血性心疾患のため自宅で死去していたことを7日、所属事務所・松竹芸能が発表した。享年74。相方で弟の酒井とおる（71）がコメントを寄せた。

　とおるは「この度、酒井くにおは寄席の舞台、そして人生の舞台からも幕を下ろしてしまいました」と報告した。「思い起こせば、コンビ結成当初はコントでも兄貴の口立てでネタを合わせ、台本無いの？で始まり、兄貴は物凄く前向きで決断も早く、東京、名古屋、大阪と活動の幅を広げていくのです」と、くにおさんの行動力を回想。「お陰様でいくつかの漫才の賞も頂けました。感謝の言葉しかありません」と思いをつづった。

　5年前に腰の手術を受けるも人前では元気な姿を見せようとしていたという兄へ、「ここ1年ほどは、正月番組までガンバル！岩手での落語会まではガンバル！とおるの息子の結婚式まではガンバル！と言って頑張ってくれました。もう！頑張らなくて良いよ！！ゆっくり休んでください！今までありがとう！」と伝えて、締めた。