慢性虚血性心疾患で死去の酒井くにおさん 関係者「まったく予兆はなかった」亡くなる前日も普段と変わらず

[ 2022年11月7日 16:17 ]

酒井くにおさん
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 10月28日午前8時半、慢性虚血性心疾患のため大阪市内の自宅で74歳で死去した兄弟漫才コンビ「酒井くにお・とおる」の酒井くにおさん。事務所関係者によると「まったく予兆はなかった」という。

 同関係者は「くにおさんは年齢のこともあって足腰が悪く定期健診に通っていた。心臓が悪いということは聞いてなかった」と話した。

 最後の舞台となったのは10月21日の心斎橋角座での漫才。とおるは毎日、くにおさんと連絡を取っており、亡くなる前日の27日も「普段とまったく変わらなかった。元気そうだった」(事務所関係者)という。突然の別れに、芸人らも驚きを口にしている。

 「酒井くにお・とおる」は常に行動をともにしており、コンビ仲がよいことでも知られていただけに関係者は「まだ気持ちも落ち着いていない。今後のことを考えるのはまだ時間がかかるのでは」(関係者)とした。

 国立循環器病研究センターの公式サイトによると、虚血性心疾患とは「動脈硬化や血栓で心臓の血管が狭くなり、心臓に酸素・栄養がいきわたらず、運動やストレスで前胸部などに痛み(心臓の痛み)、圧迫感といった症状を生じる状態」という。「虚血性心疾患の症状は様々なものがあり、自覚症状なく健康診断の心電図異常ではじめて指摘されたり、苦しくなったり、歯の痛みを感じる」ことも。また、「一般的には運動中や、強いストレスがかかった時に、前胸部、時に左腕や背中に痛み、圧迫感を生じます。前兆なく発症し突然死を引き起こすことも」あるとしている。

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