バカリズム 映画化もされた原作・脚本・主演の人気作の制作秘話「何の展開もないでしょ?」

[ 2022年10月29日 13:55 ]

バカリズム
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 お笑い芸人のバカリズム(46)が28日深夜放送の日本テレビ「バズリズム02」(金曜深夜0・59)に出演。自身の著書「架空OL日記」の制作秘話を明かした。

 同作はバカリズムが2006年から3年の月日をかけて、銀行勤めのOLのフリをしてネット上にこっそりつづっていたブログを書籍化したもので、17年にはバカリズムが原作・脚本、自らOL役として主演を務め日本テレビ系でドラマ化。2020年には映画化もされた。

 この日ゲストの菅田将暉が来月リリースする「クワイエットジャーニー -EP」で、菅田自身が作詞・作曲を担当しているということから、菅田は「歌詞は…ムズイですよね」とポツリ。そんな菅田に、バカリズムは「(作詞作曲を)僕はまだネタとしてやってるから。笑いっていう縛りがあるんです。笑いがないと、そもそも世の中に伝えたいことがないから」と説明。「ミュージシャンの人って詞を通じて言いたいことがないと進まないでしょ?」と投げかけた。

 すると、菅田は「今までいろいろ人と作って出した曲はちゃんと思いがあって、思いを届ける曲だったんです、全部。自分から出た思いでもあるし、お客さんとか、タイアップがあれば、それに向けてって大事なんですけど、ライブをやったら思いだけだと疲れるんですよ。映画でいうと、全部泣いてるみたいな。それはそれで好きなんだけど、今回はもうちょっと(思いを)込めずに、楽しむというか、気楽に。朝とか昼とかに車とかに乗りながらお茶とかしにいく道中の聞けるようなものが今回のテーマです」と明かした。

 すると、バカリズムは「いいですね」と同調。「たしかに、ずっと“ながら”でつけていられるような、ドラマとかを作りたいって言って『架空OL』みたいな(のを書いた)。あれってそうなんです、何の展開もないでしょ?見心地がいいもの」と告白。これには菅田も「へ~なるほどなるほど!凄い納得」と大きくうなずき、「それで成立するのが一番難しい。やってみたらほんと難しかった。全然眠れなかった」ともらし、笑わせた。

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2022年10月29日のニュース