茂木健一郎氏 将棋A級順位戦マスク不着用で「反則負け」に言及 「みんなが不幸になるし、そもそも…」

[ 2022年10月29日 08:35 ]

茂木健一郎氏
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 脳科学者・茂木健一郎氏(60)が29日、自身のツイッターを更新。28日に東京・千駄ケ谷の将棋会館で行われた第81期名人戦A級順位戦で佐藤天彦九段(34)が対局中に一時マスクを外し、反則負けとなったことについて言及した。

 茂木氏は「そういう規定があるから、という考え方もわからないわけじゃないけど、それやるとみんなが不幸になるし、そもそも、もうマスクの着用についての杓子定規なやり方、やめた方がいいと思うよ。悪法も法とか言うけど、それで日本が不自由になって悪くなったら意味ないから」と投稿した。

 対局相手の永瀬拓矢王座が指摘し、日本将棋連盟がマスク着用などを含めた「臨時対局規定」に基づいて協議した結果の判定。マスクの着用違反で反則負けとなったケースは初とみられ、ツイッター上でも「反則負け」「佐藤天彦九段」がトレンド入りした。

 ネット上には「早くこんなルールなくして」「注意なしで一発退場は厳しすぎる」「棋士なら盤面に没入してマスク外してるの気づかない人も多そうだから、警告があってそれでも長時間外してたならルール上致し方ないと思うけど、警告なしだったらそれはちょっとな…このいいカードでこの幕切れは切ない」「くだらない。それでもルールは守れとか訳の分からない、ルールを守らせようとする。本当に日本はどうかしてる」と憤る声や、「ルールはルール、やむなし」「公開されてる情報に目を通さなかった佐藤天彦の過失でしょ」と事前のルール確認を怠ったことが原因という見方も。また、判定に不服の場合は提訴可能であることについて「天彦九段には提訴して欲しいし、永瀬王座に批判が集まらないようにして欲しい」という声もあった。

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