テレ朝「木曜ミステリー」哀愁あるエンディングで歴史に幕「ラストに相応しい」「らしい」「寂しすぎ」の声

[ 2022年9月15日 21:20 ]

東京・六本木のテレビ朝日社屋
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 俳優の上川隆也(55)が主演するテレビ朝日系ドラマ「遺留捜査」(木曜後8・00)が15日に放送され、最終回を迎えた。あわせて、同局の木曜午後8時のドラマ枠「木曜ミステリー」も23年半の歴史に幕を下ろした。

 同ドラマは、視聴者を虜にしてきた刑事・糸村聡(上川)の活躍を描く大好評ミステリー。最終話は、元警察官の岩瀬隆介(津田寛治)が何者かに襲われた。現場に駆けつけた糸村聡(上川)は、岩瀬が倒れていた場所に小さな折り鶴が落ちているのを見つける。そして懸命に捜査を進めた特対メンバーは、またしても大病院の院長・物部泰弘(高橋英樹)の存在に行き当たり…。刑事の死に端を発した複雑にからみあう事件の謎が、ついにすべて明らかに。糸村が折り鶴から解き明かした、悲しくも切ない真相とは…という展開だった。

 ドラマ最終回とともに、1999年1月にスタートし、全24タイトル、トータルで800話を超えるミステリードラマを放送してきた同局の木曜午後8時のドラマ枠「木曜ミステリー」も23年半の歴史に幕を下ろした。終了する理由について同局は「木曜日のゴールデン帯全体の編成を総合的に判断した結果です」と説明。近年同局では若年層をターゲットに、深夜帯バラエティー枠を新設するなどの改編が進められている。木ミスは、骨太の本格サスペンスや人情を重んじたミステリードラマが特徴。比較的視聴者の年齢層が高めの傾向にあったことも踏まえ、同局関係者は「視聴者層の新陳代謝も一つの要因でしょう」と話していた。

 ネット上では「『京都迷宮案内』と『科捜研の女』は僕の青春でした」「最高の時間を本当にありがとうございました」「様々な名作を届けてくれた木曜ミステリー、私の青春の友でした」「なんかさみしいなあ、、」「木曜ミステリーによって生かされたといっても過言ではない人生」「本当に楽しませてもらいました」「最後を飾るのに相応しい良い回やった」など感動の声が続々と寄せられていた。

 またエンディングで、テロップやメッセージ等はなく静かに幕を下ろしたことに「静かに終わるのが遺留捜査らしい」「終わり方寂しすぎる」「哀愁のある締め方」「遺留捜査サラッと終わった」「すっきりとしていて木曜ミステリーのラストに相応しい感じの終わり方だった」などの声が上がっていた。

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