加賀まりこ ノーベル賞作家に説教も気に入られた過去「この方に偉そうな口を利く人、いないから」

[ 2022年9月15日 23:30 ]

加賀まりこ
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 女優の加賀まりこ(78)が、15日放送の日本テレビ系「ダウンタウンDX」(木曜後10・00)に出演し、過去に自身が口説かれた歴史的文豪の名を明かした。

 この日は芸歴50年を超える大御所芸能人たちが集結。16歳でデビューし、芸歴62年の加賀の若かりしころの写真や映像が紹介された。当時は和製ブリジット・バルドーの異名を取った超人気女優。「ダウンタウン」浜田雅功から「モテました?」と聞かれると、「このころモテなかったらいつモテるのよ!」と返して笑わせた。

 中でも驚きは、「伊豆の踊子」「雪国」などの名作で知られる、ノーベル文学賞作家の川端康成との交流。川端の原作映画で主役を演じたことで知り合ったという。以前から、加賀に似た銀座の女性をひいきにしていたという川端は、撮影現場で“リアル加賀”をまさかのガン見。「撮影所に来て、私のことしか見ない。偉い人があいさつに来るでしょう?その人たちのことを一べつもしないで、私のことしか見てないの」。そんな川端の様子を見かねて、加賀はまさかの一言を言い放ったという。「“あなた、ちょっと気を遣って下さいよ”と説教したのが始まり」と打ち明け、「この方に偉そうな口を利く人、いないから。私がごく普通にしゃべったことが、気に入られたらしい」と振り返った。

 その後は食事に誘われたことがあったという。夕食だとその後の付き合いもあると察した加賀は、「朝食なら」とOKを出したという。「朝ご飯をいただいたところが、箱膳で出てくる朝食だったんですね。そこで横座りして座布団に座った時にめくらたのね、スカートが」。その様子を川端はじっと見ていたといい、加賀は「そのスカートをもうちょっと持ち上げて」とリクエストされたという。

 現代ならセクハラと騒がれかねない出来事だが、加賀は「いやらしくないの。おじいさんだし、この時この方がいくつか知らないけど、朝の光の中ですてきな時間でした」と、自身にとっては忘れられない思い出であることを打ち明けた。

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2022年9月15日のニュース