矢沢永吉 武道館公演が前人未踏の150回へ 全国ツアー締めくくりは「憧れのシンボル」で

[ 2022年9月15日 05:30 ]

今秋ツアーで前人未踏の日本武道館通算150回公演に到達する矢沢永吉
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 ロックシンガーの矢沢永吉が73歳の誕生日を迎えた14日、11月から全国ホール&アリーナツアーを行うと発表した。ツアーを締めくくる会場は、自身が最多公演記録(146回)を持つ東京都千代田区の日本武道館。12月15~20日に計4公演を行う予定で、これにより同所での通算公演記録が前人未到の150回に到達することになった。

 ツアータイトルも、その金字塔をストレートに表現した「ONE FIFTY」。矢沢は1977年8月26日に日本人のロックアーティストで初めて日本武道館でコンサートを開催。30年後の2007年12月16日には通算100回公演を記録した。同所での公演回数はこれまでに史上最多の通算146回(2位は松田聖子の121回)に達しており、矢沢ファンにとっての聖地となっている。

 もちろん、矢沢にとっても特別な存在で、これまでの本紙の取材にも「武道館はロックで成功しろと教えてくれたビートルズが、日本で唯一演奏した場所。俺の夢であり、憧れのシンボルだった」と思いを説明。コンサート会場としても「360度ぐるりと囲んだ客席はステージと本当に近く、あの臨場感は他にはない」と特別であることを強調。そして、先月まで本紙で連載した50周年企画「矢沢の金言」で「日本のロックの新たな扉を共に開いてきた“相棒”って意識もある。永ちゃんの歌、聴かないと年越せない!って声もバッチリ届いているので、そろそろ通算150回キメないとね」と年末開催を期待させていた。

 ツアーは11月11日の長野・ホクト文化ホールからスタートする11カ所17公演。チケットは23日から先行抽選の受け付けを開始。詳細は矢沢の公式サイトで。

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