金子恵美氏 五輪汚職でKADOKAWA会長逮捕「スポンサー選定の透明性…札幌招致など国民の理解が」

[ 2022年9月15日 09:14 ]

金子恵美氏
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 元衆院議員の金子恵美氏(44)が15日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)にコメンテーターとして出演。東京五輪汚職事件で、東京地検特捜部が14日、大会スポンサーの選定で有利な取り計らいを受けた謝礼などとして、大会組織委員会元理事高橋治之容疑者(78)=受託収賄容疑で再逮捕=側に約6900万円の賄賂を提供したとして、贈賄の疑いで、出版大手KADOKAWAの会長角川歴彦容疑者(79)を逮捕したことに言及した。

 関係者によると、容疑を否認している。今回の事件でスポンサー企業の経営トップが逮捕されたのは、紳士服大手AOKIホールディングス(HD)に続き2社目。高橋容疑者側には、広告会社大広(大阪)からも賄賂の可能性がある1000万円超が渡っており、贈賄疑惑の捜査は3ルートに及んでいる。

 金子氏は「今回のKADOKAWA会長のことに関しても、ご本人は否定はされていましたけれど、やっぱり逮捕に至るってことは当然トップダウンで会長とか社長の判断でこういったことが起きてるってことは、ほかの会社でもあるのかも知れませんけれども、このスポンサー選定の問題が起きてからやはり便宜を図られる存在といったらいいんでしょうかね、不正な資金提供が行われる、そういった存在があるってことが今回、非常に広がっているということが分かった」と指摘。

 そのうえで「こういう国家事業とか、あるいは公のイベントに関しては、スポンサー選定というところをもっと明白に明らかにしていかないと今後の国家イベント、国家事業に対して、北海道もそうです、札幌招致もそうですけど、国民の理解が全く得られなくなっていくと思いますね。IOCどころの話ではないと思います」と自身の考えを述べた。

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2022年9月15日のニュース