山口真由氏 “ミシュラン一つ星”店長の性的暴行事件に「店主をある種、あがめたてまつる風潮もある」

[ 2022年9月15日 16:15 ]

山口真由氏

 元財務省官僚、弁護士で信州大の山口真由特任教授が15日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に生出演。“ミシュラン一つ星”の店長が性的暴行に及んだ事件について言及した。

 番組は大阪市浪速区の日本料理店「榎本」の経営者、榎本正哉被告が準強制性交の罪で逮捕、起訴されたことを取り上げた。起訴状などによると、榎本被告は去年12月下旬、客の女性に睡眠薬入りの酒などを飲ませて抵抗できない状態にし、店内で性的暴行を加え、今年2月には別の女性客にも同様の手口で性的暴行したとされる。

 榎本被告は大阪市内の有名店で20年以上、修行後に独立。2020年にカウンター6席、完全予約制の日本料理店「榎本」をオープンし、去年11月には「ミシュランガイド京都・大阪2022」で一つ星評価を得ていた。

 山口氏は「2件じゃなくて、常習性あるんじゃないかなって思います」と手口から被害女性はもっといるのではとし「初犯でも強制性交は実刑になります」と刑事罰について説明した。

 そして「思うんですけど、1人の店主でお客さん6人でしょ。特に人気店の場合、最近、店主と親しくなって予約を取れる常連みたいなのがいいんじゃないかみたいな。店主をある種、あがめたてまつる、特にミシュランができた後にそういう風潮もあるし、そういう中で女性客を信用させているっていうのがあったのかなって」と予約の取れない人気店の店主と仲良くなることがステータスの1つとなっているからこそ、榎本被告がそれを利用したのではと分析した。

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2022年9月15日のニュース