辛坊治郎氏 安倍元首相の国葬に私見「これって国葬じゃなくて、国が費用を負担する葬儀じゃないのか?」

[ 2022年9月15日 17:02 ]

辛坊治郎氏
Photo By スポニチ

 キャスターの辛坊治郎氏(66)が15日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に出演。9月27日に実施される安倍晋三元首相の国葬について私見を語った。

 辛坊氏は「国葬のイメージというのは、国家元首たる天皇陛下が参列をされて、社会的には休日になって、国民全部で喪に服すというのが国葬の本来的な在り方だと思う」と指摘。その上で「総理大臣が今は岸田さんですね。国葬をすると決めたのなら、国葬をすべきであって、現状において天皇陛下の参列がない、休日にもならない、国民に喪に服すことも求めない、費用は国が負担します。これって国葬じゃなくて、国が費用を負担する葬儀じゃないのか?」と私見を述べた。

 国葬開催にあたり、「各国全世界を見渡した時に元首は一人も来ないですよ。それは当たり前の話で、だって当事国は元首が参加しないのに海外に対して元首の出席は求められないよね」とバッサリ。「国葬にするんだったら、ちゃんと国葬をやれよと。やれないんだったら、それが議論になるような不体裁のことをするなと。凶弾に倒れた人に対して、葬儀をすることに対して賛成だとか反対だとか、その人が在任中の実績がああたらこうたらって議論すること自体が非常に不快。こういうことがきっかけになって、亡くなった方のある意味誹謗中傷も含めてだよ?するきっかけになっちゃっているわけで、そんなことをする必要があるかと…」と続けた。

 最後には「岸田総理大臣が、当初から無責任だと思うのは国葬ならば元首が出席する中で世界中の元首が来るという形をつくってちゃんと国葬をすべきなんだけど」とし、「それが出来ないんだったら従来の慣例通りの葬儀にした方がよっぽど変な議論にならずに済むんじゃないか」と自身の考えを語っていた。

続きを表示

2022年9月15日のニュース