丸田佳奈医師 ワクチンと偽り生理食塩水打った医師に「かかりつけのある患者の不安をあおってる」と批判

[ 2022年9月15日 15:11 ]

東京・赤坂のTBS社屋
Photo By スポニチ

 タレントで産婦人科医の丸田佳奈氏(41)が15日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に生出演。新型コロナウイルスのワクチンを接種したと偽り、委託料をだまし取ったとして詐欺などの疑いで警視庁に逮捕された「王子北口内科クリニック」院長で医師の船木威徳容疑者(51)について言及した。

 捜査関係者によると、船木容疑者はワクチン接種に反対の立場で「希望者にワクチンの危険性を説明し、それでも受けたい人には生理食塩水を打ったことがある」と話しているという。北区保健所によると、1月以降、船木容疑者のクリニックでワクチンを接種した複数の区民から「抗体値が低い」「副反応が出ない」などと相談があった。

 船木容疑者の逮捕容疑は昨年10~12月ごろに札幌市の母子3人にワクチンを接種したとする予診票を偽造し、委託料として市から計約1万4000円をだまし取った疑い。

 丸田医師は「生理食塩水を体に入れること自体問題ない」としたが、「体に針を刺す行為ですので、(医療行為は)メリットデメリットを比べた時にメリットがあると思った行為をやりますから、生理食塩水を入れるにあたって効果はないにも関わらず、針を刺す行為はまれですけど、神経を損傷したり筋肉を傷つけたりデメリットしか考えられない。しかも患者が知らずに行っていたというのは問題」と指摘した。

 そして「この先生の自分勝手によって、この病院だけでなく全国のかかりつけのある患者さんの不安をあおってるわけですよ」と批判した。「医療って信頼関係が重要で、医療従事者と患者と信頼関係があるから、おそらく(船木容疑者の病院に)行かれた方もかかりつけで信用してるから集団接種よりそっちで打ってと言った可能性もある」と推察。「この報道によって(信頼が)ぶち壊しになってしまって、本当にちゃんと先生が言った医療をやってくれてるのかどうなんだろうかってどうしても我々、そういった気持ちを持ってしまう。影響力がすごく大きい」と患者が医療行為に不信感を抱きかねないと痛烈に批難した。

続きを表示

2022年9月15日のニュース