藤井王位 4局連続の角換わり、後手・豊島九段が封じ手 王位戦第4局

[ 2022年8月25日 05:25 ]

藤井聡太王位(左)に豊島将之九段が挑む王位戦第4局(日本将棋連盟提供)
Photo By 提供写真

 藤井聡太王位(20)=王将、竜王、叡王、棋聖含めて5冠=に豊島将之九段(32)が挑む第63期王位戦第4局は24日、徳島市の料亭「渭水園」で1日目が始まり午後6時2分、後手豊島が56手目を封じて終了した。持ち時間8時間のうち、藤井が3時間25分、豊島が4時間4分消費した。

 戦型は、開幕から4局連続の角換わり腰掛け銀。昼食休憩前、藤井が5筋の銀を豊島銀にぶつけ、交換を迫った。中住まいの王の頭上での開戦以降、両者指し手が止まる。結局、午後は封じ手を含めて、6手のみだった。

 第4局は元々15、16日に佐賀県嬉野市で予定されたが、豊島が新型コロナに感染したため延期になった。第5局予定だった徳島対局が繰り上がった。この日午前のおやつをアイスティーのみで済ませた豊島。過去3局は1日目午前にフルーツ盛り合わせを注文しただけに、前日会見で「だいたいの症状がほとんど治っている」と語ったが、食欲の回復までには至らないのかもしれない。2日目は25日午前9時、同所で指し継がれる。

続きを表示

2022年8月25日のニュース