「ちむどんどん」警察一歩遅く“家族愛”暢子がニーニー肩代わり 開店資金は水の泡…我那覇も騙されていた

[ 2022年8月17日 08:15 ]

連続テレビ小説「ちむどんどん」第93話。ジャイアントビタミン商事の事務所に乗り込む賢秀(竜星涼)だったが…(C)NHK
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 女優の黒島結菜(25)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は17日、第93話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛ける。今年、本土復帰50年を迎えた沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。

 第93話は、暢子(黒島)は初の経営者の立場に新たな不安も抱えていたが、和彦(宮沢氷魚)の賛同も得て、自分の沖縄料理の店を出す物件を決めることに。一方、賢秀(竜星涼)は自分が参加した新たなビジネスについて、周囲の意見も聞いた末、とうとう疑問を抱き、真相を確かめる…という展開。

 東洋新聞社。田良島(山中崇)は社会部からの情報として、警察は既にねずみ講の数会社をマーク。近々、一斉逮捕に動く予定という。田良島が示したリストの中に、賢秀の「ジャイアントビタミン商事」も。和彦は呆然とした。

 ジャイアントビタミン商事。賢秀が乗り込むと、賢秀を誘った我那覇(田久保宗稔)も騙されていた。黒幕は黒岩(木村了)だった。賢秀が会員を辞めると告げると、違約金200万円が必要に。賢秀は優子(仲間由紀恵)がコツコツ働いて貯めたお金だけは…と頼むが、手下が「あんなはした金」。賢秀は「返せ、母ちゃんの金を返せ!」と頭に血が上り、乱闘に。その隙に、我那覇は逃げ去った。

 あまゆ。暢子は開店資金200万円を持って帰ってくる。三郎(片岡鶴太郎)は「しまっときな。大声で言うこっちゃねぇ」「金は生き物。大事にしてくれる人のところに集まる。粗末にする人から離れていく」と忠告した。そこへ黒岩から違約金催促の電話。暢子はジャイアントビタミン商事へ向かった。和彦と智(前田公輝)も追いつく。

 暢子は黒岩に大事な200万円を差し出してしまう。黒岩は高笑いし「貧しい母親に育てられた哀れな兄妹だ」。暢子は黒岩にビンタし「お母ちゃんを馬鹿にするな!」。再び乱闘になるが、パトカーのサイレン。黒岩たちは200万円を持って逃げ去った。

 暢子の夢の独立はどうなる?

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