松重豊“わらび餅”の高級化に「腑に落ちない」思い巡らせ…「なんなんだろう?わらび餅って」

[ 2022年8月17日 20:42 ]

俳優の松重豊
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 俳優の松重豊(59)が16日放送の、パーソナリティーを務めるFMヨコハマ「深夜の音楽食堂」(火曜深夜0・30)で、和菓子「わらび餅」に思いを巡らせる一幕があった。

 この時期、見た目が涼やかで、柔らかく口どけの良い「わらび餅」を差し入れでいただくこともあるという。「最近、高級化していないか?と思って。非常に高いお土産物として扱われているのが、非常に腑に落ちないんで」と松重。「昔、俺らのころは公園におじさんがリアカーを引いて売りに来ていたんです。モナカの皮にわらび餅を乗っけて、きな粉をパッとかけて…当時の値段で20~30円ぐらいだったと思うんだけど」と、故郷・福岡でわらび餅の移動販売があったことを回想した。

 本来のわらび餅は、山菜のわらびの根から取れる粉をふんだんに使って作るものとした上で、「そもそも俺らが子どものころに食っていた、リアカーを引いたおじちゃんが作っていたのは多分、サツマイモとかのでんぷんみたいなのを使った『なんちゃってわらび餅』だったんじゃないか?」と振り返り、「果たして俺らは、わらび粉100パーセントのわらび餅を食べたことがあるのか?がよく分からない。食べたいね」と松重。

 「例えば蕎麦だったら、二八だとか十割とか、蕎麦粉を使うじゃないですか。じゃあわらび粉100パーセントじゃないわらび餅は、そもそもわらび餅じゃないんじゃないか?みたいなことを考えて…」と語り、さらに「夏にピッタリなぷるぷるのわらび餅だけど、果たして『わらび餅ってどんな味がするの?』と聞かれたら、答えられない私たちがいるわけですよね」と思案。最後は「なんなんだろう?わらび餅って。ってことを考えながら、次のエッセイの題にでもしようかな?」と声を弾ませ、締めくくった。

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2022年8月17日のニュース