東国原氏 “宮崎捨てた、踏み台にした”の声は「重い十字架」だった…「持ちうる全てをふるさと宮崎に」

[ 2022年8月17日 14:45 ]

宮崎県知事選への立候補を表明した東国原英夫氏(撮影・安田健二)
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 タレントで前宮崎県知事の東国原英夫氏(64)が17日、任期満了に伴う宮崎県知事選(12月25日投開票)への出馬会見を行った。

 2007年から1期、宮崎県知事を務めた東国原氏。出馬を決意するに至った経緯について、「さまざまな意見がありました。1期4年で辞めた、宮崎を踏み台にした、宮崎を捨てたというおしかりの言葉が、僕の中に重い十字架としてのしかかっていました。この十字架を今後一生持ち続けて死んでいくのかなというのがいたたまれなくて」と吐露。「最後のチャンスをいただけるのかどうか分かりませんが、リスタート、再チャレンジをお許しいただければ、自分のこれまでの力を全て注いで、全力で県民の皆様のために取り組んで頑張っていきたいという決意でおります」と訴えた。

 自治体の視察などを重ね、「この十数年、地方行政、地方自治、地方の活性化を勉強してきた。研鑚を積んできた知見、スキル、僕の中のエネルギー、僕が持ちうる全てのものを全身全霊でふるさと宮崎に傾注させていただきたい」「地方の時代を作りたい」と語った。

 退任当時に県民に不信感を抱かせたことを「この場を借りてお詫び申し上げたい」と会見の場で謝罪。「逃げた、無責任というそしりは甘んじて受ける。申し訳なかったと思っています」とした。

 同知事選を巡っては、東国原氏の在任中に副知事だった現職の河野俊嗣氏(57)が4期目を目指して、立候補する意向を示している。

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