北川景子「人の愛が最後突き動かしてくれる」 映画「ラーゲリより愛を込めて」完成会見

[ 2022年8月17日 20:29 ]

<「ラーゲリより愛をこめて」完成報告会見>フォトセッションする平野隆プロデューサー、桐谷健太、松坂桃李、二宮和也、北川景子、中島健人、安田顕、瀬々敬久監督=左から(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 女優の北川景子()が17日、都内で映画「ラーゲリより愛を込めて」(監督瀬々敬久、12月9日公開)の完成報告会見に出席した。前日に完成作を見たといい「どんな状況でも人は懸命に生きるのが大切なんだなということと、人が生きるためには人の愛が最後突き動かしてくれるんだなと感じました」と語った。

 作家辺見じゅんさんのノンフィクション小説が原作。嵐の二宮和也(39)が主演を務め、第2次世界大戦後のシベリア強制収容所で生きることへの希望を強く唱え、仲間たちを励ました実在の人物・山本幡男を演じる。

 北川は、第2次世界大戦中に旧満州(現中国東北部)ハルビンで幡男と離ればなれになり、子供たちと11年間、夫の帰国を待ち続けた妻・モジミ役。

 子供たちとの家庭でのシーンや幡男さんとの若かりし頃のシーンを中心に登場。そのため、強制収容所のシーンは初めて見る場面ばかりだったという。

 「ラーゲリの男性陣のシーンは本当に凄かった。皆さん知恵を絞って、手を取り合って、力を合わせて、何とか困難な状況を切り開こうとする。その姿を見て、人間って本来こんな力があるんだよなと思った」と感想。「私たちは物や情報などいろんな物に恵まれているが、この方たちみたいに自分は心が豊かだろうかと考えてしまった。昔の方は凄いなと思って、自分も頑張ってみようと思いました」と映画から力をもらったことを明かした。

続きを表示

2022年8月17日のニュース