TUBE前田“夏バント”でブレイクも「夏の思い出ほとんどない」「いろいろ風評被害に遭った」ワケ 

[ 2022年7月30日 17:42 ]

「TUBE」の前田亘輝
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 ロックバンド「TUBE」の前田亘輝(57)が30日、ニッポン放送「サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー」(土曜後1・00)にゲスト出演。「夏バンド」としてのエピソードを語る一幕があった。

 1985年6月ににシングル「ベストセラー・サマー」にデビュー。毎年、「夏」をテーマにした楽曲を数多くリリースし、“日本の夏を代表するバンド”として37年を迎えた。パーソナリティー富澤たけしからの「やっぱり夏好きなんですか?」との問いに、「夏、好きでしたけど…夏は仕事ばかりじゃないですか。夏の思い出なんかもうほとんどないです。なんもないです」と打ち明けた前田。「(夏の歌を)仕込むのは冬ですから。だいたい正月が明けて、メンバーが集まって、“さあ今年はどんなことをやろう?”って、その後に雪が降ってきますからね」とし、一定の季節のイメージが強いアーティストについて、「冬の曲をやっている人も多分、夏に書いているはずですよ」と分析した。

 バンドの夏のイメージは、いつの間にか出来上がったものだという。当時を振り返り、「当初は夏よりも…。若かったし、音楽をやっているつもりでいるから音楽で評価されたいっていう思いが強くて。秋とか冬のほうがツアーを多くして、アルバムを出したりしていたんですけど、全く評価されなかった」と笑いながら回想。

 冬のツアーでは、地方のホールが満員御礼状態であっても、買い出しで立ち寄った店では全く知られておらず、年配の女性店員に「お金いいわよ。困っているんでしょう?」と言われることもあったという。「あとスノーボードが流行った時期にやりたいなと思って行った時に…(ゲレンデで)見つかるじゃないですか。そうすると“うわ~似合わね~”“浮いている”とか、そういういろいろな風評被害に遭いました」と前田。「勝手に冬に見かけたくないみたいなさ、そういうのはありましたね」と懐かしそうにコメントした。

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2022年7月30日のニュース