吉村知事「必ず再開させます」　14日に終了した大阪府の観光支援策に言及「感染者が落ち着いた時期に…」

　大阪府の吉村洋文知事が30日、読売テレビ「あさパラS」（土曜前9・25）に生出演。大阪府内の観光需要を喚起する「大阪いらっしゃいキャンペーン2022」が新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、利用期間の延長を行わず、7月14日で終了したことについて語った。

　吉村知事は「今月の14日が一旦終了の時期だったので、再延長するかどうかといったところで、再延長しないという判断をしました」と説明。「14日に再延長するかという時に、今みたいな（感染の）波にはなってなかったですけど、これから波が広がるだろうと想像しましたので、その時期に延長するのは違うだろうということで、申し訳ないけど一回終了する判断をしました」と補足した。

　その上で吉村知事は「これはずっとじゃない」と口に。「コロナ（感染者）はずっと増え続けるっていうのは、今までの例から言うとありません。だいたい1カ月か1カ月ちょっとしたらピークを迎えて下がってくるので、今はこれはやらないですけど、9月とか落ち着くと思いますから、落ち着いたら再開する」と宣言した。

　さらに吉村知事は、個人の旅行に対して自粛を要請するものではないと述べて、「1人1人が自分の判断で対策をとって旅行するのはいいことだと思います。ただ、（キャンペーンは）税金を使って喚起する話ですから。税金を使って後押しするのは、感染拡大期は違うんじゃないかという考えなので」と説明。「観光業界の皆さんもホテルの皆さんも大変なので、必ず再開はさせます。おそらく8月下旬になれば落ち着いてると思うので、落ち着いた時期に再開させていただきたい」と繰り返した。