吉村知事「致死率は40代以下はほぼ0%。ただ、80代になると…」 高齢者への外出自粛要請に理解求める

[ 2022年7月30日 10:16 ]

 大阪府の吉村洋文知事が30日、読売テレビ「あさパラS」(土曜前9・25)に生出演。大阪府が新型コロナウイルスの警戒レベルを最高の「非常事態」に引き上げ、高齢者に不要不急の外出自粛を求めたことについて語った。

 吉村知事は「“何で高齢者にだけこういうことを言うんですか?”と言われるんです」と述べた上で、「ひと言で言えば、高齢者を守るためです。高齢者の方を守るという観点から必要だと思っています」とキッパリと口にした。

 吉村知事は年代別の重症化率、致死率を挙げて、「年代で見ると、50代以下の重症化率、致死率は圧倒的に下がってます。致死率で言うと、50代で0.05%、40代以下になるとほぼ0%です。ただ、80代になると4%になったりして、高齢者の方とそうじゃない層のリスクがかなり変わってきてる」と指摘。「ずっとじゃありませんので、感染が広がってる時は、高齢者の皆さんは申し訳ないけど、自分の身を守るという観点からリスクの高い行動は控えてもらいたい」と要望した。

 ここでMCのハイヒール・モモコが「この夏休み、2年ぶりにおばあちゃんに会えると思ってたのも控えた方が…」と問いかけると、吉村知事は「おばあちゃんに会うとかっていうのは本当に大切なことなので、何回も会うような話じゃないので」と告げて、必ずしも会うことを諦める必要はないと説明。その上で「それならばきちんと対策をとって、行く前に無症状でも検査をして、陰性を確認してから行くとか」と重ねて要望。「お盆に会うことは大事なことだと思ってますから、やめてくださいとは言いません。ただ、その前にこれだけ広がっているという事実も認識した上で、対策をとって会ってくださいという考え方です」と述べて、理解を求めた。

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2022年7月30日のニュース