水木一郎、がん公表後初ステージ ファンの励ましに感謝「元気もらった。また歌えるから泣けてくる」

[ 2022年7月30日 17:58 ]

<ANIME JAPAN FES 2022>ANIME JAPAN FES 2022で歌声を披露した水木一郎(撮影・岸 良祐)
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 ステージ4の肺がんを公表した“アニソン界の帝王”水木一郎(74)が30日、大阪・なんばHatchで行われた「ANIME JAPAN FES 2022」に出演、がん公表後初のステージで「ただいまで~す」などと報告した。

 コンサートのオープニングに登場した水木は、さすがに体力の低下からか共演の堀江美都子(65)に手を引かれステージ中央に。堀江から「アニキ、お帰り~!」と声を掛けられると、水木は「ただいまでーす」と手を上げて歓声に応えた。続けて「お帰りは僕にとって2つあるんです。大阪に帰ってきたこと。病気したけど頑張ってステージに帰ってきたこと」と報告すると満員、約800人の客席から大きな拍手がわき起こった。

 がん公表後、SNSを通じて多くのメッセージが寄せられたそうで「自分も元気もらったし…。今、言葉がないんですよ、うれしくて。皆の顔見るだけで泣けてくるのに、また歌えるから泣けてくるし」と感謝。続けて「マジンガーZ」を披露し、おなじみのキメポーズで雄たけびを上げると、涙を拭う女性ファンの姿も見られた。

 水木は26日、自身の公式サイトでリンパ節転移、脳転移を伴う肺がんを患っていることを公表。昨年4月、声が出にくくなる「声帯不全麻痺」の症状をきっかけに検査を受けたところリンパ節転移、脳転移を伴う肺がんが見つかり放射線治療や薬物療法を続けていた。病変も落ち着いていたが今年に入り新たな初期の肺がんが見つかった。こちらは6月に手術。経過も良好だという。

 関係者によると、治療による体力低下は否めないが、筋トレを行うなどリハビリを続けているという。

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2022年7月30日のニュース