分科会・小林慶一郎氏 新型コロナの5類引き下げのタイミングに「行政の方は内容的には5類に近づけて」

[ 2022年4月1日 11:49 ]

フジテレビ社屋
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 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会メンバーの慶大・小林慶一郎教授(経済学)が1日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。感染症法上で2類以上相当と分類されている新型コロナを、季節性インフルエンザ相当の5類に引き下げる議論について言及した。

 5類相当とした場合、医療・行政機関の負担が減り、社会活動が可能になることなどのメリットが挙げられている一方、デメリットとして、医療費の自己負担(2類は公費負担あり)、自粛要請が制度でできないことなどが挙げられている。

 小林氏は、5類に切り替わるタイミングについて「今でも厚生労働省の通知などで濃厚接触者の扱いを変えるとかいうことが起きてますが、徐々にそういう方針に内実が変わってきているということだと思うんですね」と言い、「明確に5類に変えますというような発表はすぐには起きないと思うんですけれども、なるべく行政の方は内容的には5類に近づけていくと。医療費については、今のところまだ怖い病気ですので国が医療費は全部みるという状況がしばらくは続いていくということじゃないかと思いますね」と自身の見解を述べた。

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2022年4月1日のニュース