仲邑菫二段 最年少女流タイトル挑戦 囲碁女流名人戦に13歳1カ月で出場決定

[ 2022年4月1日 05:30 ]

女流タイトルの最年少挑戦が決まり、初挑戦と書かれたボードを手にほほ笑む囲碁の仲邑菫二段
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 囲碁の中学生棋士、仲邑菫二段(13)は31日、第33期女流名人戦リーグを5勝1敗の単独首位で終えることが決定し、女流タイトルの最年少挑戦を決めた。4月14日に開幕する3番勝負には13歳1カ月で出場することとなり、藤沢里菜女流名人(23)が2014年の女流本因坊戦で記録した16歳0カ月を大幅に更新する。仲邑二段は笑顔で記者会見に臨み「こんなに早くタイトル戦に出られるとは思っていなくて本当にうれしいです」と喜びを語った。

 東京都千代田区の日本棋院で31日に打たれた女流名人戦リーグで、仲邑二段の対局はなかったが、4勝1敗だった謝依旻七段(32)が上野愛咲美女流棋聖(20)に敗れて2敗目を喫し、単独首位が決まった。

 10歳0カ月のデビューから3年での初挑戦。藤沢女流名人は11歳6カ月のプロ入りから4年半だった。仲邑二段は3番勝負で藤沢女流名人に挑む。両者による公式戦は初となる。

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2022年4月1日のニュース