「バイキング」最終回 坂上忍、涙の告白「しんどかったです」 MC立ち位置めぐり葛藤

[ 2022年4月1日 16:33 ]

坂上忍
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 タレント坂上忍(54)が、1日放送のフジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)最終回で、MCの立ち位置をめぐる葛藤を明かし、涙する場面があった。

 この日は放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏や番組にゆかりの芸能リポーターらが出席し、坂上が質問に応じる場面がVTRで放送された。

 番組は16年からリニューアルし、時事ネタを積極的に取り上げるようなった。若いころはやんちゃもした坂上だが、番組では他人の不祥事をMCとして裁かなければ状況も多々あった。「(自分の過去と)似たようなニュースが出てきた時にどういう思いでお話をされていたのか」と問われると、「過去に傷があるので、自分から『(番組を)時事に切り替えませんか?』と言った時にも、そういう機会がいつか時がくるとは分かってました」と打ち明けた。

 悩んだ末に、自身の過去について話すことなく、MCに徹することを決めた。「マネジャーとも相談しました。正直、僕は話したかったです」。東国原英夫ら、過去を赤裸々に語っていくスタイルに対し、「自分の過去のことも言いながら、偉いというか、当たり前のことだと思うんですよ」と率直な思いを吐露。「じゃあ僕は当たり前のことをやるのか?と。やりたいけど、やったら僕が楽になるだけなのかな?」と葛藤があったことを明かした。

 そんな時に吹っ切れるきっかけになったのが、マネジャーの一言だったという。「その時にマネジャーの『私はそれでいいと思います。触れないことによってたたかれるのは、忍さんですから。だったらそれでいいんじゃないですか?』という言葉が、一番救われたんですよね」。一方で、「その負い目みたいなのはずっと持ってました」とも話した。

 自身の泣きどころを封印し、数々のネタを斬ってきたことに罪悪感がこみ上げてきたのか、坂上は両手で顔を覆った。涙が浮かべながら、しばし沈黙。「まあでも、しんどかったです。いろいろ勉強させていただきましたけど、やっぱりしんどかったですかね」と声を絞り出していた。

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2022年4月1日のニュース