林家たけ平、桂夏丸ら 懐メロ落語会10周年 「いずれ歌手デビューしたい」

[ 2022年4月1日 07:35 ]

「歌で綴る昭和&平成の時代」10周年記念公演を行う桂夏丸(中央)、林家たけ平(右から2人目)ら
Photo By 提供写真

 落語家の林家たけ平(44)、桂夏丸(37)らが6日、東京・お江戸日本橋亭で、歌謡ショーを取り入れた落語会「歌で綴る昭和&平成の時代」10周年記念公演を行う。

 たけ平と夏丸が互いに昭和歌謡好き、相撲好きで意気投合したのをきっかけに、2012年1月に第1回を開催。その後、司会と構成の林田雄一氏、講談師の神田真紅 落語家の桂しん華が加わり、昨年までに計25回の会を重ねてきた。

 夏丸は「誰も『止めよう』と言わない。歌好きが集まっているから、みんな、やっていて楽しいし、終わった後に充実感がある。懐メロ好きのお客さんも喜んでくれるし、仲間たちも気に懸けてくれるようになった」と話す。

 この10年の間に時代は平成から令和へと移り、取り上げる曲も変化。昭和歌謡だけではなく、AKB48や篠原涼子、スピッツなど、平成の曲も歌うようになった。

 夏丸は「われわれの世代で、既に、昔の曲を知らない人が多い。これから20年、30年たつと、知らない人ばかりになってしまう可能性がある。われわれが、若い世代に無理やり教える時期だと思っている」と会の意義を訴える。

 今回は冒頭で、第1回の秘蔵音源を流す予定。第1回の1曲目は増位山太志郎「そんな女のひとりごと」だったが、今回も同曲から始め、藤山一郎さんや岡晴夫さん、五木ひろしらの曲を歌うという。

 夏丸は「いずれ、このメンバーで歌手デビューしたい。私もこの10年で音域が広がった。どなたか音楽関係者の方が気にとめてくださると良いのだが…」と話している。 

続きを表示

2022年4月1日のニュース