上沼恵美子「親孝行もこの番組でさせていただきました」　感無量「おしゃべりクッキング」最終回

上沼恵美子
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人気タレントで歌手の上沼恵美子（66）が27年続けたテレビ朝日系の料理番組「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」（月～金曜後1・30）が1日、最終回を迎えた。

　今週は「ありがとうの一皿」がテーマ。過去にレギュラーを務めた「料理の先生」も迎え、最終回は親子丼を作った。上沼は試食して、「とろけたわ。卵も鶏も柔らかいし。最高!」と満面の笑み。「本当に幸せでしたね。こんなおいしい番組ないですね。こんなに長くやらせていただいて、最後までおいしいんだもん。素晴らしいな」と歴代の料理人に感謝した。

　また上沼は視聴者にも、「長い間、ご覧いただきまして本当にありがとうございました」と頭を下げる。さらに「私事になりますけど、母がこの番組が大好きで、6年前に亡くなったんですけど、見舞いに行けないんですけど、この時間になるとテレビをベッドの上に置いて、私がいつも出てくるから、『恵美子が毎日お見舞いに来てくれてるみたいや』と言ってくれました。親孝行もこの番組でさせていただきました」とエピソードを口にして、感無量の面持ちだった。

　「おしゃべりクッキング」は87年から95年まで放送された「金子信雄の楽しい夕食」の後を継いで、95年4月3日にスタートした。週ごとにテーマを決め、上沼がゲストを迎えてトーク。料理の講師は大阪あべの辻調理師専門学校の主任、専任教授が担当。ゲストも調理を手伝う時期があったが、08年にテーブルに座って料理が出来上がるのを待つスタイルに変わった。主婦を中心に人気を集めて長寿番組となったが、コロナ禍でゲストが呼べなくなったことなどから終止符を打つことになった。

　4日からは後継番組として、タレントでミュージシャンのDAIGO（43）がMCを務める「DAIGOも台所～きょうの献立　何にする?～」（月～金曜後1・30）がスタートする。