「バイキング」最終回 爆笑エンディングで大団円 アンガ田中、まさかの締めあいさつ

[ 2022年4月1日 15:39 ]

坂上忍
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 タレント坂上忍(54)が1日、MCを務めたフジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)最終回に生出演し、8年にわたる番組にピリオドを打った。

 番組を8年間、切り盛りしてきた坂上に対し、記者会見スタイルで質疑応答が行われ、放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏や番組にゆかりの芸能リポーターらが出席。その様子が番組終盤にVTRで放送された。

 その後、生放送のスタジオでは、金曜レギュラー陣へ感謝のあいさつ。さらに「視聴者にかわいがっていただいたから8年も続けられたというだけです。本当にありがとうございました」と、視聴者にも感謝を口にした。

 4日からは、佐野瑞樹、山崎夕貴両アナウンサーがMCを務める情報番組「ポップUP!」(月~金曜前11・45)がスタート。坂上は「僕らは去って行く人間なので、去って行く人間にできることは、次の番組を応援するということだけですから。『ポップUP!』は佐野アナ、山崎、この2人がいれば盤石ですから。そしてバイキングからアンミカ、おぎやはぎ、そしてクラッシャー(田村淳)がいますから」と、田村をいじって笑わせた。

 さらに「まじめな話、『ポップUP!』は総合演出がすごい信頼している方がやります。試行錯誤するとは思いますけど、きっといい番組作りをしてくれると思いますので、これまで通り、お昼のこの時間、引き続きご愛顧のほどよろしくお願いします」と、視聴者に呼びかけた。

 最終回のこの日は、坂上の会見VTR以外はほぼ通常通りの進行だった。失語症のため俳優業を引退するブルース・ウィリスのギャラに関する話題に、坂上は「ギャラを落としちゃったら、症状を認めることになる。ブルース・ウィリスとして積み重ねてきたものが(あるから)ね。それをここにきて…ということにもなっちゃうから、ここは悪く取らないでほしいなと思っちゃう」とコメント。自身の役者経験からくる人情味あふれる一面も見せた。

 締めのあいさつ後に時間が余ると、坂上は「あと23秒です。田中!」と、「アンガールズ」田中卓志を指名し、尺埋めをリクエストした。田中は「私の日曜9時からの『呼び出し先生タナカ』という番組が始まります。最初の収録、大変盛り上がりました。ぜひご覧下さい!」とまさかの番宣。スタジオが爆笑に包まれながら、番組は大団円を迎えた。

 番組は14年4月、「笑っていいとも!」の後番組「バイキング」としてスタートした。当初は生活情報バラエティー番組として日替わりMCで放送していたが、15年からは坂上が総合MCとして全曜日に出演。16年からは政治、社会問題やスキャンダルなど時事ネタを取り上げるようにシフトし、坂上やパネラー陣の歯に衣(きぬ)着せぬ発言が時に大きな話題となった。20年9月からは番組名が「バイキングMORE」に変更され、放送時間が約3時間に拡大された。

 坂上がライフワークの動物保護活動に注力したい考えから、番組降板を申し出た。坂上の申し出を受け、フジ側も番組終了を決定した。

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2022年4月1日のニュース