脚本家の松田寛夫さん死去、88歳 「女囚さそり」シリーズなど手掛ける

[ 2022年4月1日 17:20 ]

松田寛夫さん
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 映画「女囚さそり」シリーズや「柳生一族の陰謀」などで知られる脚本家の松田寛夫(まつだ・ひろお)さんが3月24日午前8時、悪性リンパ種のため都内病院で死去した。88歳。京都府出身。東映が1日に発表した。3月29日に家族葬が営まれた。喪主は長男松田道別(まつだ・ちわき)さん。

 京都大学卒業後の1958年に東映入社。67年に退社し、脚本家として専属契約を結んだ。伊藤俊也監督(85)の「誘拐報道」(82年)「花いちもんめ」(85年)、深作欣二監督の「仁義の墓場」(75年)「柳生一族の陰謀」(78年)、舛田利雄監督(94年)の「社葬」(89年)「天国の大罪」(92年)などヒット作を多く手掛けた。

 「さそり」シリーズなどでタッグを組んだ伊藤監督は「今は半身を奪い取られた気持ちです」とコメントを寄せた。

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2022年4月1日のニュース