若狭勝弁護士 EUのロシア“最恵国待遇”撤回に「制裁合戦…分があるのは西欧諸国、G7側」

[ 2022年3月16日 10:54 ]

弁護士の若狭勝氏
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 元東京地検特捜部副部長で衆院議員の経験もある若狭勝弁護士(65)が16日、フジテレビ「めざまし8」(月~金曜前8・00)に出演。欧州連合(EU)各国が15日、ウクライナに侵攻したロシアに対する新たな制裁として、ロシアからの輸入品への関税を低く抑える優遇措置を適用する「最恵国待遇」をロシアに与えないことで合意したことに言及した。

 11日に米国など先進7カ国(G7)と連携し方針を打ち出していたEU各国は、鉄鋼製品のロシアからの輸入禁止措置や、高級車や宝飾品などぜいたく品の輸出禁止でもまとまった。英政府も15日、ロシアを最恵国待遇から外すと発表。ロシアから輸入するウオッカには35%の追加関税をかける。高級品の輸出を禁止することも決めた。一方、ロシア外務省は15日、米国のバイデン大統領やブリンケン国務長官らをロシアへの渡航禁止とする制裁を科すと発表した。

 若狭氏は「少なくても今、制裁合戦みたいな形になってきているんですが、分があるのは西欧諸国、G7側であってロシアはどんどん追い込まれていくと。ロシアはバイデンらへの制裁で最後のあがきをしているというような見方ができるのではないかと思います」と自身の見解を述べた。

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2022年3月16日のニュース