内田恭子 ロシアの政府系TVで抗議の女性社員に「あの前に動画…よくスタジオの中に入れたなって」

[ 2022年3月16日 15:22 ]

内田恭子
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 フリーアナウンサーの内田恭子(45)が16日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に出演。ロシア政府系テレビ「第1チャンネル」のニュース番組の生放送中、女性社員マリーナ・オフシャンニコワさんがキャスターの背後で「戦争をやめて」などと書かれた紙を掲げたことについてコメントした。

、モスクワの裁判所は15日、軽微な違法行為を行政処分にする法律に基づいてオフシャンニコワさんに3万ルーブル(約3万1000円)の罰金を科した。ロシアのウクライナ侵攻に公然と抗議の声を上げたオフシャンニコワさんは、侵攻開始後に改正された刑法により、ロシア軍を侮辱したり軍に関する虚偽情報を広めたりしたとして最長15年の懲役を科される可能性が指摘されていた。刑法犯としなかった判断には、問題の政治化を避けたいプーチン政権の意向が働いたとみられる。フランスのマクロン大統領が15日、オフシャンニコワさんについて、大使館や亡命による「保護」を提供する用意があると表明した。

 内田は「すごく不思議に思ったのは、彼女はあの番組に出演する前に動画を配信しているわけですよね。そうすると、国営放送のスタッフがああいった動画を流しているといったことで、それを見たスタッフがよく彼女をスタジオの中に入れたなっていうところがすごく不思議なところ」と言い、「そう考えると彼女の主張に賛成する方たちも(国営放送の社内に)いるんじゃないかってことはすごく感じています」と話した。そして「彼女同様に同じような主張をするような人たちが今声を大にして発信はできないけれども、これからロシアの国民の生活がどんどん大変になって厳しくなってデフォルトになったりした時に、そういった国民の不満が一気に爆発した時にプーチン大統領は今まで通りにすべてをコントロールすることはできないんじゃないかとは思いますし、ウクライナどころではなく、まず自分の国を守るってことを考えないといけなくなってしまうんではないかと思います」と自身の考えを話した。

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2022年3月16日のニュース