中村逸郎教授 EUのロシア“最恵国待遇”撤回に「ロシア経済にとっては非常に大きな打撃」

[ 2022年3月16日 11:20 ]

フジテレビ社屋
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 ロシア政治が専門の国際政治学者で、筑波大教授の中村逸郎氏が16日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。欧州連合(EU)各国が15日、ウクライナに侵攻したロシアに対する新たな制裁として、ロシアからの輸入品への関税を低く抑える優遇措置を適用する「最恵国待遇」をロシアに与えないことで合意したことに言及した。

 EU各国は、鉄鋼製品のロシアからの輸入禁止措置や、高級車や宝飾品などぜいたく品の輸出禁止でもまとまった。英政府も15日、ロシアを最恵国待遇から外すと発表。ロシアから輸入するウオッカには35%の追加関税をかける。高級品の輸出を禁止することも決めた。

 MCの谷原章介に「EU全体が最恵国待遇から外すっていう意味合いの大きさってどうなんでしょうか?」と聞かれた中村氏は「ロシア経済にとっては非常に大きな打撃ですね。天然ガスとかそういったこれまでの大きな貿易相手国同士ですので、どっちかといえばロシアの方にかなり大きな打撃があるということですね」と自身の見解を述べた。

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2022年3月16日のニュース