「相棒season20」クランクアップ 卒業の反町隆史が涙「7年間、無事完走できた」、水谷豊も感謝

[ 2022年3月16日 06:00 ]

「相棒season20」がクランクアップし、花束が贈られた水谷豊(左)と反町隆史(C)テレビ朝日
Photo By 提供写真

 俳優の水谷豊(69)が主演を務めるテレビ朝日の人気刑事ドラマ「相棒season20」(水曜後9・00)の撮影が終了した。今シーズンをもって卒業する冠城亘を演じる反町隆史(48)は「無事完走できたことを本当にうれしく思っています」と作品への思いとともに涙を浮かべた。

 2015年10月の放送から7年間にわたって水谷演じる杉下右京の4代目相棒役を務め、「歴代最多出演回数」を更新した反町。「season20」最後の撮影が終わると、スタジオは大きな拍手に包まれ、反町と水谷は互いに花束を贈りあい、ハグを交わした。

 そこへ、その日に撮影がなかった小出茉梨役の森口瑤子、伊丹憲一役の川原和久、芹沢慶二役の山中崇史、出雲麗音役の篠原ゆき子らレギュラーメンバーもスタジオに駆け付けた。一同からサプライズで花束を渡された反町は感慨深げな表情で頭を下げた。

 メイン脚本家・輿水泰弘氏ら7年間の苦楽を共にした仲間からはなむけの言葉をもらった反町は「今日は“ついにこの日が来たな”という気持ちで朝を迎えました。最初の1年目は無我夢中でした。2年目も夢中でした。3年目、少し慣れてきました。そして4年目、5年目と続く中、みなさんと一緒に長くあり続ける冠城亘でいたいなと思うようになり、僕の中で“歴代最多出演の相棒”を一つの目標としてやってきました」と、涙を浮かべながら振り返った。

 さらに「水谷さんとたくさんの犯人と向き合い、たくさんの過酷な撮影に取り組み、7年間、無事完走できたことを本当にうれしく思っています」と、水谷に感謝。そして「来シーズンから新しい相棒、そして新しい世界観が広がる作品を一視聴者として応援していきたい。ありがとうございました」と“相棒チーム”に深々と一礼した。

 7年間相棒としてともに歩んだ水谷は「『season20』は何とも言えない感慨深いシーズンになりました」と振り返り「毎年7カ月間、日々撮影に向かうのは過酷。いろいろな気持ちを乗り越えて7年間、相棒として横にいてくれたソリには大変感謝しています」と、途中で声を詰まらせながらも感謝を伝えた。

 また「人間は岐路に立たされることがある。『相棒』に残るか、卒業するか。僕はどちらの道を選んでも俳優として理解できるし、人としてその道を尊重できると思っていました」と反町の決断に理解を示した。「それはやはりこれだけ長く一緒にやって来たことへの信頼と友情があるからこそです。その思いを込めて、ソリ、本当にありがとう」と、新たな旅立ちにエールを送り、2人はがっちりと握手を交わした。

続きを表示

この記事のフォト

2022年3月16日のニュース