藤井聡太王将に朗報!名古屋に将棋対局場6月開設 公式拠点としては東京、大阪に次いで3カ所目

[ 2022年3月16日 17:00 ]

ミッドランドスクエア
Photo By 共同

 日本将棋連盟は16日、愛知県名古屋市に公式戦会場「名古屋対局場(仮称)」を新設すると発表した。場所は同市中村区のミッドランドスクエア・トヨタ自動車名古屋オフィス内で、今年6月の第81期順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)開幕局から使用する。

 同連盟の常設対局場は東京都渋谷区の将棋会館と大阪市福島区の関西将棋会館の2カ所。名古屋ではタイトル戦や一般棋戦の朝日杯などの開催実績があるものの、常設会場の開設は初めてとなる。主に順位戦の対局拠点として使用される。

 日本将棋連盟の佐藤康光会長は「このたび、トヨタ自動車様にご協力を賜り、名古屋対局場開設の運びとなりました。近年は藤井聡太竜王をはじめ、中部・東海エリア出身の棋士・女流棋士の活躍が目覚ましいですが、より一層の将棋文化の発展と中部・東海エリアの地域活性化に努めてまいります」とコメントしている。

 ミッドランドスクエアはJR名古屋駅桜通口から徒歩5分。レストラン、ショップ、映画館などに加え、オフィス、クリニックなどで構成される46階建てのランドマークとして有名だ。

 名古屋会場の使用詳細については順位戦主催者と対局場提供のトヨタ自動車とともに今後調整するとしている。

 愛知県瀬戸市在住の藤井聡太王将(19)=竜王、王位、叡王、棋聖含め5冠=は第81期からA級に昇格することが決まっており、名古屋会場での対局も複数回実現しそうだ。

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2022年3月16日のニュース