藤井王将 年間勝率首位浮上、伊藤匠五段敗れる 再逆転の可能性も

[ 2022年3月16日 05:30 ]

藤井聡太王将
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 将棋で今年度勝率首位の伊藤匠五段(19)は15日、東京都渋谷区の将棋会館で指された王位戦挑戦者決定リーグ紅組第2戦で近藤誠也七段(25)に106手で敗れ、今期10敗目(43勝)を喫した。この結果、勝率は.811に下がり、代わって.813(52勝12敗)の藤井聡太王将(19)=竜王、王位、叡王、棋聖含め5冠=がランキング1位に返り咲いた。

 藤井は今期の公式戦を全て終了しているが、伊藤は今期内に2局前後が組まれる見込み。再逆転の可能性を残している伊藤は「(最高勝率を)獲れればいいかなとは思っていますが、まだ実力が足りていない。一局一局、いい将棋を指していきたい。藤井5冠と競っているという意識はないです」と控えめに話した。

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