堀江貴文氏 寂聴さん訃報にしんみり 原発問題で意見分かれても「理解を示されてすごく柔軟な方だった」

[ 2021年11月11日 16:21 ]

堀江貴文氏
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 実業家の堀江貴文氏(48)が11日、自身のYouTubeチャンネル「堀江貴文 ホリエモン」を更新し、9日に99歳で亡くなった小説家で天台宗大僧正の瀬戸内寂聴(せとうち・じゃくちょう)さんを追悼した。

 「瀬戸内寂聴さん、ありがとうございました」と題したタイトルで動画を掲載した堀江氏は「先ほど、すごく残念なニュースが飛び込んでまいりまして」と神妙な面持ちで切り出し、寂聴さんとの出会いからの約10年間を振り返った。

 過去に、寂聴さんの自宅でもある京都市右京区にある「寂庵」で対談を行った堀江氏は「年齢を聞いたときに、50歳以上も年上でビックリしたが、足腰もしっかりしていた」として、対談後には「ドンペリが出てきて、じゃあ、飲もうか」と気さくに声を掛けられた話を披露。とにかく元気な姿が印象的だったといい「100歳の誕生日のお祝いでもしようかなと思っていた矢先だった。ほぼ100年。1世紀を生き抜いて、様々な影響を与えられたと思います」として、哀悼の意を表した。

 そんな堀江氏は、心に残っている話として「原発問題」を挙げた。寂聴さんとの共著の中では、原発推進派の堀江氏が意見をする場面もあったというが、「堀江さんの言っていることは分かりました。納得する部分もあるけれども、私たちの仲間は基本的には原発反対論の人たち。今から公の意見を変えることはできないけど、堀江さんの意見はすごく分かる、と理解を示されていて、すごく柔軟な方だなと思いました」と、頭ごなしに否定しなかった寂聴さんの柔軟さに感謝。「功績が大きかったと思います。天国で安らかにお眠りください」とお別れの言葉で結んでいた。

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2021年11月11日のニュース