TBS井上貴博アナ 瀬戸内寂聴さんにインタビューで不思議な思い出「強い言葉、指摘、愛、安らぎが共存」

[ 2021年11月11日 18:03 ]

井上貴博アナ
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 TBS井上貴博アナウンサー(37)が11日、同局系「Nスタ」(月~金曜後3・49)に生出演し、9日に心不全のため99歳で死去した、小説家で天台宗大僧正の瀬戸内寂聴(せとうち・じゃくちょう)さんを追悼した。

 16年6月27日放送の「白熱ライブ ビビット」の取材で、寂聴さんにインタビューしていた。当時の映像も流され、井上アナは「孤独と弱い自分とどう向き合って、どう戦って、どう折り合いを付けていらっしゃったんですか?」と質問。寂聴さんは「初めから孤独なのよ、人間は。死ぬまでその人と2人で一緒に寄り添い果っていることなんてないって、一遍上人は言っている。孤独なんですよ、人間は」と答えていた。

 井上アナは当時を振り返り、不思議な感覚を思い出したという。「インタビューをさせていただいた時の文字起こしを見ると、結構強い言葉をおっしゃってるんですよ。『ここはあなたダメ、こうしなさい』とか、『こういうところがあなた良くないの』って。文字にすると強いんですけど、話を聞いていると正反対の印象で、とても愛情深くて、包み込まれるような温かいものがあるんですよね」。寂聴さんの柔らかい話術と、強い指摘の言葉のギャップに、あらためて驚きを口にした。

 さらに「強い言葉、指摘と、愛と安らぎが共存している時間というのが、今までの人生で経験がなかったので、不思議な経験をさせていただいたなって思いました」としみじみ語った。

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